結局のところ、私たちはただの観測者なのです。
幼いころから、努力することで人生をより良いものにできると教育されてきました。
しかし、大宇宙の意思は、ひとりの人間の行動で変えられるほど簡単なものではありません。
『自分の力で運命を切り開く』とか、『環境は関係なくて、努力すれば成功して多くのお金を得られる』など、そういう世界線を選択していると、いつまでもその世界線から抜け出せません。
がんばること、我慢すること、努力すること、自分の命や時間を犠牲にしてまでやっていることは、だれの意思なのでしょうか?
あなたは、いつもまわりの意思を尊重して生きてきました。
多くのおろかな人間のエゴの犠牲になっていたのです。
あなたの命や時間、人生を奪う人間はいつもあなたの一番近くにいる人間です。
もしかしたら、人生において一番大切だと思い込んでいる人間かもしれません。
でも、そんなものはまやかしで、ましてやあなたに制限をあたえる人間は健全とは言えません。
自分の命や時間を犠牲にしてまで、やらなくてはならないこととはなんでしょうか?
こたえは、あなたのなかにしかありません。
あなたの深淵にしか答えはないのです。
いつまでも、自分以外の声に惑わされていると、支配され続ける世界にとどまることになってしまいます。
答えを自分以外に求めることが、あなたを支配していきます。
だから、あなたが大切に思う人間、いや、そう思い込んでいるだけで、あなたが苦痛を感じているならそれは健全な関係ではないのかもしれません。
あなたの人生を支配し、制限する関係は健全ではありません。
それは、ただの依存です。
残念ながら、人間は依存しやすい生き物です。
ただ、自分以外の外側のものに依存してしまうと、かんたんに支配されてしまいます。
どうしても依存してしまうのであれば、自分の深淵にある魂の声に依存してしまいましょう。
それが本当の大宇宙の意思かもしれません。
まわりの声を意識的にシャットアウトして、自分の深淵に意識を向け、なにが自分に情熱と喜びを与えるのかに集中してみましょう。
それが、真実です。
自分を幸せにできるのは、自分でしかありません。
他人や物は、気付きや助けを与えてくれることもありますが、あなた自身に本質的な充足を与えることは出来ないのです。
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