『人生=時間』という考え方が広まるにつれて、無駄な時間(自分のやりたくないこと)がどれだけ自分の人生を無駄にしているかということに気が付きます。
一般的には、時間の配分はこんなところですか?
もちろん、人によって時間の使い方は大きく異なります。
しかも、これは平日のことで、休日はもっと自由に使える時間も増えるでしょう。
芸能人やアスリート、経営者にいたってはそもそも休日という概念が無いので、休日と平日を分けて考えることは無いのかもしれませんね。
一日の時間の使い方が勝敗を分けたり、一日の遅れがビジネスチャンスを逃してしまうことになり兼ねないからです。
ここでは別に、サラリーをもらうことが悪いとか経営者が優れているとかいう話ではありません。
ただ、「生き方」が異なるだけです。
みんなそれぞれの事情を抱え、必死に頑張っていることには変わりありません。
ではなぜ、こんな時間の使い方の話をするのかというと、そのそれぞれの人生をより「意味あるもの」にできればいいなと思うからです。
人生で自由に使える時間は少ない
上のグラフを見てもらってもわかるように、仕事をしていると自由に使える時間の少ないことに気が付きませんか?
「そんなの仕事は国民の義務なんだから当たり前だ。」
「仕事が生きがいだから別に苦じゃない。」
という人は、何の問題もありません。
でも、
「もっと趣味に使う時間を増やしたい。」
「スキルアップするための時間がほしい。」
という人にとっては決して十分な時間とは言えません。
現状の仕事や収入、自由に使える時間に満足しているならば何も変える必要はありませんが、そうでないのなら何かを変えなければなりません。
睡眠時間を減らす?
まず、最初に削るのは睡眠時間でしょう。
これは、はたして正解なのでしょうか?
答えは、
「人それぞれ。」です。
8時間睡眠は決して少ない方ではありません。
でも、睡眠時間は極端には削れませんね。
1,2日なら問題ないのでしょうが、何か月も続くと体に変調をきたします。
「私はショートスリーパーだ。」
という人は、どうぞ1日3時間睡眠でも行ってください。
私は、完全に壊れてしまいます。(泣)
最低でも、6~7時間は確保した方がイイと思います。
ただ、ここで1~2時間の自由時間が確保できることはかなりのメリットです。
人生の4~8%を自分の手に取り返すことができるからです。
仕事のための「関連時間」を取り返す
一日の就業時間が8時間ならそれは適正かもしれません。
でも、あなたはその周辺の「関連時間」で、時間を浪費しているかもしれません。
「関連時間」とは、簡単に言えば、「通勤時間」、「仕事中の休憩時間」、「退社してから帰宅するまでの時間」、「出社前の準備のための時間」などです。
あなたは、通勤にどのぐらいの時間をかけていますか?
1時間?それとも2時間?それ以上?
「通勤時間もスマホで勉強している。」
「今はスマホでも仕事できる。」
確かにそうかもしれません。
でも、電車や車のなかではできることにも制限がでてきます。
あなたは車を運転しながらスマホを操作しますか?
満員電車の中で、ノートパソコンを開けますか?
ほとんど、何も成果をあげられていないのではありませんか?
そう、いくら通勤時間や退社してから帰宅するまでの時間を、自由時間として使おうとしても限界があります。
この時間自体を削減しない限り、自由時間にすることはできません。
無理に好きなことに使おうとしても、逆にストレスが溜まってしまいます。
家から会社までが1時間かかるとすると、毎日往復で2時間、会社内での昼休憩や短い休憩も入れると、3~4時間は関連時間が発生してしまうのです。
実に、人生の12.5%~16.6%を浪費することになります。
残された時間は?
あなたは現在、何歳ですか?
いつか、好きなことをやろうと思っていますか?
それは、いつで、どのくらいの時間を確保できるのでしょうか?
上のことからも分かるように、いままでと同じように生活していたら、自由に使える時間は決して多くはありません。
平均寿命を80歳としたときに、あなたが30歳だとします。
残りは50年もあります。
そのうち毎日8時間の睡眠を取ってしまうと、起きている時間は16時間しかありません。
つまり、50年の3分の2しか使えないのですね。
そう、33.33年です。
これから、定年は70歳になるとも言われています。
そうすると、もっと自由に使える時間は減ってしまいます。
今や、2人に一人はガンになるとも言われています。
闘病生活が長くなれば、当然、好きなことをする気力もなくなってしまうでしょう。
ガンになる確率は60歳を過ぎたころから急増します。
そう考えると、スキルを磨くと言ってもせいぜい60歳までと思っていた方がイイかもしれませんね。
その後は、そのスキルを社会の役に立てないと、収入になりません。
私は、2018年現在37歳なのですが、60歳まで残り23年しかありません。
そのうち、スキルアップや学習に使える時間は、1日3時間程度です。
すると、
3時間(一日) × 365日 × 23年 = 25185時間です。
これは、日数にして、1049日。
年にすると、2.875年。
そう、3年もありません。
残りの人生で、何か新しいスキルを身につけて、収益を得ようとしても23年間のうち、たった3年間しか費やせないのです。
これは、多いのか少なのか?
これも、人それぞれかもしれません。
私は非常に少なく感じます。
それでも、やらないよりはやった方がイイでしょう。
「1万時間の法則」をご存知ですか?(おそらくみなさん知っていると思いますが。)
どんな事でも1万時間費やせば、プロ並みになれるというものです。
これには、1日3時間費やしたとしたら約10年でモノになるということです。
単純に倍の6時間を費やせば、5年です。
日々の生活の中で、6時間の自由にできる時間を確保できれば、5年である程度のことは修得できるハズですね。
正直、1日6時間の確保はかなりハードルが高いと思います。
しかし、日々積み重ねていくしかありません。
そのためには、時間の管理(タイムスケジュール)をしっかりしていくと同時に、現在の生活習慣や仕事を見直す必要もあるかもしれません。
ちなみに、自分の現在のタイムスケジュールはこんな感じになっています。
仕事の合間にスキルアップの学習を取り入れています。
準備は、食事やお風呂などが含まれています。
睡眠は仕事の都合上分割していますが、理想的とは言えません。
いづれは、この仕事に費やしている時間を少なくして、睡眠時間をくっつけたいです。(笑)
まとめ
一番おそろしいことは、誰かに時間(人生)を搾取され続けてしまうことだと思います。
未来の時間をお金で買うことはできます。(新幹線などで移動時間を短縮したり、家事をお願いしたり・・・。)
しかし、過ぎた時間(人生)は、お金で買い戻すことはできません。
あなたは、お金を稼ぐためにどのくらいの時間(人生)を相手に渡していますか?
単純な勤務時間だけを計算してはいけません。
仕事に関係するすべての時間も合算するべきです。
すると、自分の自由にできる時間の少なさにおどろくことでしょう。
自分の価値を高め、なるべく時間を費やさずにお金を得る方法を考えないと、アッという間に人生は終わってしまいます。
確かに私たち人間は、自分の時間(人生)をお金に変えて生きています。
労働で得られる喜びもあるでしょう。
でも、人生の喜びはそれだけではないはずです。
もう一度、自分の時間(人生)の使い道を考えなおしてみてもいいのかもしれません。
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