やりたいことを仕事にすることは大事だけど、仕事というのは作業であり、誰かの幸せにつながらなくては役に立たないということを忘れてはいけないのかもしれません。
人生において、長い時間を占めることになる仕事。
なかなか自分のやりたいことと、人の幸せにつながることというのは一致しません。
人の求めること、つまり、感情は変えることはできないので、自分のやりたいことを寄せていくしかありません。
一番簡単なのは、人が幸せになることを自分のやりがいにできれば、それが一番いいことでしょう。
しかし、人間はなかなか本心から人のために作業することができません。
そのために対価として、お金というものが存在するのかもしれませんが・・・。
じつはただやらないだけ
じつは、自己啓発本のなどのような成功するための方法は、ずっと昔から定義されていて、情報として多くの本に書かれてきています。
では、なぜ多くのひとがいまだに成功したいと願っているのかというと、単純に『やらないから』だそうです。
いろんな方法を詰め込んでも、結局行動することが面倒だからやらないだけなのです。
つまり、本当はそれほど成功したいとは思っていないとも言えます。
なんとも悲しい話ですが、ほとんどの人は成功するために行動するよりも、何もしない方を選んでいます。
たしかに、自己啓発本を読んだら、そのときは『よし、絶対成功するために頑張るぞ!!』と思います。
でも、その時点で、高揚した気持ちに満足して、実際には行動はしません。
むしろ、気持ちにだけ良くなって、現状へのストレスが減るため、なおさら行動から遠ざかってしまいます。
そう考えると、人間は無意識に行動しないための方法を探しているのかもしれません。
意識は変えられない
人間、意識は変えられません。
いくら、意識だけ『やるぞ!!』と決めても、その気持ちはせいぜい3日もてばいい方で、ほとんどの場合、その後はただの苦行になるか、続けられません。
3日間やれるだけでも大したものでしょう。
環境を変えるしかありません。
塾などはいい例です。
家に一人でいて勉強するよりも、周りに頑張っているライバルたちがいた方が、やる気が出ます。
スポーツジムも、周りの人たちが筋トレに励んでいれば、続けやすいかもしれません。
家にいても同じで、自分がいま頑張りたいことをよりやりやすく、やめたいことに障害を作れば、うまくいきます。
勉強を頑張りたいのであれば、教科書などを自分の部屋にだけ置いておくよりも、いつでも手に取れる場所に分けて置いたり、トイレに数学の公式を貼っておいたりできます。
逆に、禁煙、禁酒、したい人は、まず、家において置かないことです。
こうして、やりたいことはよりやり易く、やりたくないことはよりやり難くすることだけでも、十分、環境を変えたことになります。
自分も本当に意思が弱い方の人間です。
完璧な人間はいないように、完璧な成功者などいません。
本当はどうなりたいのか?
考えるよりも行動するしかないのです。
量子の理論で考えるとこの世は仮想現実
昨今、量子コンピュータが現実味を帯びてきました。
量子は、常に出現したり、消滅したりしているそうです。
まるで、高フレームレートのディスプレイのようです。
そう考えると、この世はゲームのような仮想世界なのかもしれないという論文まであります。
もしそうだとしたら、考えているだけで行動しなかったら、ゲームで言えば、戦略を練っているだけで、はじめの村から一歩も出ないのと同じことです。
いつまでも、クリアできません。
ゲームなら『なんで、村を出てモンスターを倒さないんだ!!』、『はやくラスボスまで進めろ!!』というと思います。
でも、現実も同じなんです。
家から一歩も出ないで、いろんなものに挑戦して、実際に行動して進まなかったら、人生も前には進みません。
もちろん、身体的理由で歩けない、行動できない人もいます。
そういう人も、思考を具現化する手段はあります。
視線の移動や、かんたんな操作で文章や絵を描く方法はいくらでもあります。
それを周りの人に協力してもらって、公開してもいいでしょう。
それだけでなく、行動する、アクションを起こすことは可能です。
それなのに、私たちの多くは行動できないし、挑戦できません。
それは、なぜなのでしょうか?
行動とは応募すること
最近読んだ本の中に、人生を変えるには『応募することだ。』という、話がありました。
本には、具体的に、ずっとやりたかったけどできなかった仕事に応募したり、資格を取ったり、することだと書いてありました。
その結果、『誰かに才能を認めてもらうこと』ということでした。
つまり、独りよがりではなく、誰かの役に立つこと、社会と関わりを持つことだと思いました。
それが、ずっと自分のやりたかったことならなおさらです。
成功の定義は人それぞれ
近年はとくに、幸せの定義や、成功の定義、欲望など、多様化、細分化がすすんでします。
『自分だけ、お金持ちになって人よりも生活水準を上げてうらやましがられたい。』という欲もあれば、『田舎でゆったり過ごしたい。』という人もいるでしょう。
ただ、どれも、一人では叶いません。
かならず、他者がいて初めて成り立つものです。
なかには『人から必要とされて、自分以外の誰かが幸せになって、それが自分の幸せだ。』という人もいるでしょう。
多くのひとを幸せにできることを仕事にできたら、成功は目の前です。
自分もその仕事(作業)をしていて幸せで、多くの人も幸せにできること。
幸せの定義が多様化している現代だからこそ、個人個人の行動が自分以外のひとを幸せにできる可能性が高いのかもしれません。
コメント