| 世界の規定量
もし、宇宙も含め、(仮に、宇宙が一つの世界線の最大数として)我々人間が認識している次元のエネルギーが一定量であるならば、別の次元からのエネルギーの移動は、あり得るのか?
仮に、マルチバース(多元宇宙)が存在するのであれば、それは、別次元ということなのか?
マルチバース間でのエネルギーの移動はあり得るのか?
そもそも、次元の定義とは何なのか?
タイムワープとは、同一次元内の移動なのか?
それとも、パラレルワールドへの移動なのか?
最近の宇宙論では、多元宇宙の存在が有力視されている。
ブラックホールは、確実に存在し、その特異点に達するとあらゆるエネルギーと重力は無限大を示すらしい。
確かに、あらゆるのもを吸い込み、圧縮するということは、無限大と仮定しなくてはつじつまが合わなくなってしまう。
しかし、その膨大なエネルギーはどこに行ってしまうのか?
本当にすべてのエネルギーは完全に消滅できるのか?
無限大というのは理論として成り立つのか?
もし、ある一点にエネルギーを集約しているのなら、いずれ、反力を生じて、インフレーションを引き起こさなくては話が合わない。
しかし、今のところ天体観測において、ブラックホールが徐々に縮小して、一転、ビックバン並みの反力を生じさせたという観測結果は、耳にしていない。
(減退は、観測されているらしい。 ・・・ 京都新聞より、京都大理学研究科の上田佳宏准教授や欧米の国際研究グループによると、「光の力が重力を超えたブラックホールは、やがて吸い込むガスが無くなるために成長が止まり、周囲の光の輝きも消えてしまうと考えられる」)
ここで、考えたいのは、そのエネルギーの行き先である。
つまり、ブラックホールに飲み込まれたエネルギーは、当然、私たちが普段、目にしている形はとどめていないだろう。
現時点で、解明されていない量子よりももっと小さい単位の存在になっていることだろう。
それらは、ブラックホールに飲み込まれた後どうなるのか?
仮定だが、別の宇宙を形作る素として、移動しているのではないか。
要は、エネルギーは、多元宇宙を循環していて、ブラックホールの特異点の先には、この宇宙とは別の宇宙に繋がっているのではなかろうか?
そう仮定すると、多元宇宙の始まりまでは、説明できなくとも、この我々が認識している宇宙の始まり(つまり、ビックバンとされているもの)の発生は説明できるのではなかろうか。
我々の宇宙は、また別の宇宙からブラックホールに飲み込まれたエネルギーが形づくり始めたのではないか?
| 次元の定義
そんなわけで、多元宇宙が存在し、我々がそれらを確認するためにはブラックホールを超えて行かなければならないことになる。
そして、多元宇宙は無限ともとれる数だけ存在し、我々の存在する宇宙とは異なる物質を形成し、異なる物理法則のもと存在するかもしれない。
また、逆に全く同じ宇宙として存在する可能性もゼロではないだろう。
形成された時期だけが異ことなり、前途した全く同じ宇宙を観測できれば、過去や未来を観測するのと同義を持つことになる。
時間だけ先行している(先に形成された)全く同じ宇宙 = 我々の存在する宇宙の未来
という、方程式が成り立つのではなかろうか。
| 並行世界 ~パラレルワールド~
最近では、SFの代名詞ともとれる並行世界(パラレルワールド)だが、存在の可能性を考えてみると、多元宇宙論と同義ではないのか?
それとも、全くの別のもなのだろうか?
仮に、同義だとするならば、多元宇宙 = 並行世界 であり、未来の世界と過去の世界もその中に含まれ、タイムワープとは、つまり、宇宙間の移動で成し遂げられるのではないか。
タイムワープは、光の速度を超えなくてはならない。
Wikipediaより引用させてもらえば、
周囲は非常に強い重力によって時空が著しくゆがめられ、ある半径より内側では脱出速度が光速を超えてしまう。この半径をシュヴァルツシルト半径、この半径を持つ球面を事象の地平面(シュヴァルツシルト面)と呼ぶ。この中からは光であっても外に出てくることはできない。ブラックホールは単に元の星の構成物質がシュヴァルツシルト半径よりも小さく圧縮されてしまった状態の天体であり、事象の地平面の位置に何かがある訳ではなく、ブラックホールに向かって落下する物体は事象の地平面を超えて中へ落ちて行く。
ブラックホールのある半径の内側では、脱出速度が光速を超えてしまうらしい。
ここに、何の因果関係も無いとは到底思えないのである。
| 最後に
付け加えさせてもらえれば、今の科学では、到底、光速を超えることはできない。
仮にできたとしても、ブラックホールに飛び込んだぐらいの重力がかかり、肉体どころか、構成している量子すら形を変えてしまうだろう。
もし、未来にタイムワープが実現するとしたら、一度、量子以下の存在まで人間を分解し、再構成できる方法が必要だろう。
もしくは、エネルギーを持たない魂のような情報統合思念体だけを自由に扱って、オカルトチックな方法で、別の宇宙を観測するしかないのだろうか。
量子コンピュータのようなものが実用に耐えうるようになって、多元宇宙をシュミレートし、無限ともいえるケースを再現できるようになれば、観測データだけは目にできるようになるかもしれない。
どちらにせよ、人類の夢は、まだまだ尽きることが無く、世界は、知識欲を満たすには幸せ過ぎる環境にある。
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