「Description」(ディスクリプション)は、直訳すると「説明」という意味です。
ユーザーにとっても Google にとっても非常に重要な意味を持っています。
「Description」の重要性
いくら Google の検索エンジンが優れていたとしても、検索の材料になるのはこの「キーワード」でしかありません。
もちろん、本文中のキーワードも参考にするのでしょうが、1000~5000文字を検証するより、タイトルの30文字程度を検証する方が、圧倒的にサーバーへの負担は減りますし、反応速度も速くなります。
サーバーの負担をより少ないものにするためにはタイトルだけで判断した方が、Google にとっても良いことですし、ユーザーにとっても検索結果の表示スピードが上がるという意味ではメリットしかありません。
しかし、タイトルだけで判断すると、文章のクオリティが心配ですし、そうかと言って、サイト内の内容すべてを把握するには検索エンジンだけではなくて、人による目視も必要になってきます。
仮にAI技術の研究が進んで検索エンジンが、人と変わらないぐらいの精度で文章の良し悪しを判断できるようになったとします。
おそらく、どんなに高性能なコンピュータを使ったとしても、Web上にあるすべてのコンテンツの良し悪しを判断するには、莫大な処理能力と電力を必要とすることでしょう。
そこで、重要になってくるのが、説明文です。
「Description」(ディスクリプション)と言った方が、ピンと来るかもしれません。
よく検索結果のタイトルの下にある内容の要約(どんな事が書いてあるか)のことです。
検索エンジンが参照しているのか、それとも Google さんのところの社員さんが目視しているのか分かりませんが、どちらにしてもこの「Description」があれば、時間と労力の大幅な削減ができます。
ユーザーにとっていちいちサイトを訪れなくても、ある程度の内容が把握できるので、ユーザビリティの向上につながります。
めんどくさいと感じるかもしれませんが、きちんと「Description」を書いた方が、SEO的にも良さそうですね。
たとえば、こんなことしか書いていないサイトがあったとします。
歩みを止めない
下位でもいい。ビリでもいい。
でも、そのポジションに甘んじない者。
上位でも満足しない。トップでも満足しない。
もう、他の人と比べる必要がない者。
第三者が遠目から見たとき両者には、はるかな距離があった。
けれども、両者の目には同じ光が宿っていた。
むしろ、人間の生き様としてどれほどの違いがあるというのか。
自分を嫌いにならずに、自分が尊敬できる存在であり、本当の意味で前を向いていられるのはそんな時だろう。
上手くいってるとき。
落ち込んでいるとき。
ただただ、歩みは止めず。
上記のような詩とも訓辞とも取れないような文章を自己満足で書いていたとします。
本当に、自己満足で書いていて、誰に見てもらえなくてもいいと思っているなら何の問題もありません。
しか~し!!
もし、アドセンスで収益を上げたいと考えているなら致命的です。
(過去に自分で書いたものですが・・・)
何が言いたいのか明確ではないですし、「ユーザーがどんな目的をもって検索しているのか?」と、いうことを全く意識していません。
文字数は圧倒的に少ないですし、意味を把握しにくいです。
仮に、なんらかの目的をもって検索し、このページに辿りついてもらえたとしても、求めていた答えはありません。
検索してサイトを訪れてくれた人は「答え」を求めている
アフィリエイトの場合も同じだと思います。
人気キーワードに「お金」「ダイエット」「美容」などがあります。
どれも、検索してくれる人は目的が明確です。
「お金」であれば、「稼ぐ」「儲ける」などです。
「損をしたい」「散財したい」などという目的では検索しないでしょう。
「ダイエット」であれば、「太りたい」などという目的をもって検索する人はごく少数です。
「美容」のセカンドキーワードに「不細工になりたい」「老けて見られるには?」などと入力する人はいません。
大事なことは、ユーザーが検索するキーワードの先にある求めている「答え」を用意しなければならないのです。
上記の文ですが、まず、何のキーワードで検索されたら上位表示されるのでしょう?
検索エンジンはまず、「タイトル」を参考に、本文中にその「タイトル」に含まれるキーワードがどのくらいあるかを見ると言われています。
ここで言えば、「歩み」か「止めない」でしょう。
みなさんは、「歩み」などと検索をかけたことはありますか?
自分は、ありません。(笑)
無いのに、堂々とタイトルにしています。
仮に「歩み」というワードで検索をかけたところ、GReeeen さんの「歩み」をいう曲が、検索結果の1ページ目を埋めていました。
おそらく、「歩み」というキーワードで検索した人も、この結果を望んでいることと思います。
誰も、「歩み」というキーワードで検索をかけて、「なんか、人生の教訓が読みたいなぁ・・・」と思っている人などいないということです。
まして、「止めない」などという余計なワードがくっつくと、ますます、ワケの分からない結果が表示されてしまいます。
追記
ちなみに、一番最初に上げた駄文でも30も作れば、Google Adsense には合格できました。
ただ、それが勘違いの原因にもなってしまったのは確かです。
そのクオリティのものをいくら量産しても、インデックスはされてもユーザーに見てもらえることはありません。
「サイトぐらいは訪れてくれるだろうなぁ・・・」という、あまい期待だけがふくらむばかりでした。
アドセンスやアフィリエイトにとって大切なのは、書きたいことを書くことではありません。
常に、ユーザーにどんな答えを用意できるかです。
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