Google Adsense これまでの経緯
自分がレンタルサーバーを借りて独自ドメインで wordpress を始めてから一年が経った。
そして、 Google adsense に接続されてから半年が過ぎた。
全くのど素人から始めてなんとなく仕組み自体はわかってきた。
きっと今よりも一昔前は色々な seo のテクニックがあって、みんな試行錯誤しながら自分のサイトを運営していたのだろう。
今では wordpress というものがそれらの問題をほとんど解決してくれる。
自分はエックスサーバーを利用させてもらっているのだが、ワードプレス自体の導入もワンタッチで自動的にインストールしてくれる。
まだまだ自分もわからないことだらけだが確実に言えることはそういった seo 対策だったり、環境構築に時間と動力を割かなくても済むようになってきた。
少し投資をすれば、いたれりつくせりの wordpress のテーマだったり html のテンプレートも手に入る。
何が言いたいのかと言うと結局、環境構築に個人差がなくなってくると、純粋にコンテンツの中身で勝負するしかなくなってくる。
小手先の技術がいらなくなってくるのだ。
当然といえば当然の結果だと思う。
Google adsense を運営しているのは当然のことながら Google である。
Google は広告主からの広告収入で会社を運営している。
いわば、アドセンスでお金を稼ごうとしている人達は、Google の下で仕事をしているのと同じことなのだ。
もちろん社員ではないのだが、サイトを作るという行為は業務委託を受けているのと同じことなのだ。
確かに僕らがどんな質のサイトを作ったとしても、 Google が責任を問われることはないが、もし価値のないサイトがネット上に乱立してしまい、 Google の検索エンジンが適切な結果をユーザーに提供できなくなってしまったら、検索エンジンとしての利用価値はなくなってしまう。
誰もその検索エンジンを使わなくなってしまえば、 広告主は高いお金を払って広告を出すことをやめてしまう。
Google が一番恐れているのは、そういった状況を作ってしまうことだ。
考えてもみよう。
自分も一昔前の seo 対策はほとんど知らないが、話で聞くぶんには、コンテンツを充実させようという考え方はあまりなく、いかに短期間で楽をして稼げるかということをテーマにした物が多かったように思う。
そうすることで実質中身のないサイトが大量に生産されて、検索エンジンの働きを逆に邪魔してしまうような状況を作り上げてしまった。
もちろんそういったサイトは検索エンジンがどんどん弾いて行ってしまうのだが、ほとんどの人は seo 対策を言われたままに行い、そういった意味のないテクニックばかりに時間と労力を割き、本筋であるコンテンツの充実という部分に重きを置いていなかった。
Google もこんな結果を想像していたかどうかは知らないが、ネット上に中身のない質の低いサイトばかりが量産されて、ユーザーが検索しても求める物が得られなかったり、 求める情報があったとしても、 その情報の真偽が定かではなく比べるサイトも存在していなかったら、Google の信用はなくなってしまう。
もちろんそんな時代でも有益な情報をしっかりと提供してくれるサイトはたくさんあったし、そういったサイトが多くなってきたからこそ 『ググる』 なんていう言葉も生まれた。
よくペンギンアップデートのパンダアップデートなどで多くのサイトがペナルティを受けたなどという話を聞くが、そういったもののほとんどは上記のような google が本来求める本来の筋道をきちんとこなしていなかったサイトだったのではないかと思う。
わたしたちは google adsense と言うものを google という企業から提供されているわけで、 google にとっての最大の利益とは、ユーザーが欲しい情報を検索した時に信憑性のある有益な情報を確実に手に入れる検索エンジンであり続けることである。
そして人間の多くが google の検索エンジンを使うようになれば、その経済効果は計り知れない。
現在、この google の目的は達成されていると言っても過言ではないだろう。
その先に何を見据えているのかは今のところ知る由もないが、間違いなくこの先も私たちはその渦中に身を置くことになりそうだ。
Google の持つ根本的な企業理念は創業当初から何一つ変わっていない。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3.遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能します。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。
http://www.google.com/intl/ja_JP/about/company/philosophy/
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。など、これからのアドセンスを利用する上での本質と言うか心構えを再確認させられる。
もし、正直な人間がバカを見ない世界が Google の言うところの web 上にだけでも存在するなら、 機能させ続けてほしい。
それは決して Google だけで作れるものではないし、大きなことを言えば、全人類の経験と知識から得た情報を整理し集約すること。
それが Google の当面の間求め続けるものなのかもしれない。
そうであるならば、Google adsense で利益を求めようとする人たちがするべき行動は明確だろう。
私たちが提供する情報は、 Google が管理しユーザーに提供する。
もしかするとその情報はユーザーの人生を変えるほどの力を持っているかもしれない。
誰かの専門的な経験や知識が、困っている誰かの命を救うかもしれないし、人生をさらに輝かせるかもしれない。
こうして記事を書くことも、ただ収益だけを目的にしていたら長続きできない。
お金を手に入れた先に、何か別の目標がなければ、そこで終わってしまう。
私たちが日常生活において誰かに利益になることを行い、喜んでもらってお金をもらうという行為はなかなか簡単なことではない。
まして、かたちのないサービス、特に情報などを提供することでお金をもらうということは店に難しいだろう。
映画などではよく情報屋が出てくるが、私たちのような一個人が国家を揺るがすほどの極秘情報を持っているはずもない。
しかしそんな特別な情報でなくても、もしかすると私たちが仕事や趣味や生活などで当たり前だと思っている情報が、他の誰かにとっては当たり前でなく、地球規模で見たら世界のどこかの誰かにとっては大変価値のある情報になり得るのだ。
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